地域のSDGｓ：商店復活「町の灯台になりたい」

国指定無形民俗文化財の五島神楽。

その一つである「玉之浦神楽」の演舞場を併設するお店。
時間帯によっては地元の若者や子供たちが神楽の練習する姿を観られることも。

お店のメニューにも神楽にちなんだ名前が並びます。
巫女の姿を模した特製手作りトマトソースの「市舞バーガー」はおすすめ。ほかにピリ辛の「赤鬼バーガー」、激辛「獅子舞バーガー」にもチャレンジしてみては。
もう一つおすすめの瀬渡し船長が仕立てる「船長カレー」は、地元野菜をじっくり溶けるまで煮込んだ、こだわりスパイスで奥深い味わいです。

「玉之浦商店街」
ここにあった観光協会、商工会は玉之浦を去り、美容院と電気屋を残して眠った街になっていました。
赤錆びた清涼飲料水の看板と「鶴田商店」の看板は風雨にさらされるままに長年、往年の賑わいを伝えるだけの風景として文字はかすれ、看板としての本来の意義を失っていました。

令和3年秋。
地域の宝を見つけ出すために住民が組織した団体「玉之浦町未来拠点協議会」は、活動拠点として玉之浦商店街にあった鶴田商店を四半世紀ぶりに復興を決めました。

改築・開店にかかる資金は、クラウドファンディングをはじめ個人の寄付だけで調達。

「町を照らす灯台になればいい。」

今復活した店は現在新たな地域のランドマークになりつつあります。
お店では大瀬崎クルージングも受け付けています。